NTTフレッツ光からauひかりに乗り換えたら、しつこい光コラボの営業電話から開放

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光コラボ業者からのしつこい営業って、すごく迷惑じゃありませんか? 光コラボ業者は非常に多いので、電話番号を迷惑電話として登録してもきりがないくらい、まだまだかかってくる。

迷惑電話の撃退方法は沢山あるかも知れませんが、光コラボ業者は基本的に、NTTのフレッツ光の利用者に営業をしかけてきます。そこで、NTTのフレッツ光からKDDIのauひかりに乗り換えたところ、光コラボ業者からの営業から開放された。

インターネットと電話の回線を乗り換えるのは、ちょっと面倒に思うかもしれないが、やってみれば割と簡単だし、結果として光コラボからの影響電話が無くなっただけでなく、通信速度も速くなり、キャッシュバックももらえるなど、他のメリットもある。検討してみてはいかがでしょうか?

目次

電話とFAXはしつこい営業を受けるためにあるようなもの

自分で事務所をやってると、かかってくる電話は、胡散臭い営業電話が90%以上、FAXにいたってはほぼ100%が営業チラシ。しつこくて、全く話を聞く気にもならない営業電話を受けるために、電話とFAXを置いているようなもの。

営業電話の口調は共通して特徴的で、第1声から妙なハイテンションで話し始める。
そして、こちらが何か返事すると、意味なく「ありがとうございます」と返してくる。

どうせ、何もわかってない人間が、マニュアル通りにやっているだけなので、こちらが難しめの質問をすると、あたふたして全く対応できず、全くかみ合わない同じセリフを繰り返したりして、さらに詰めると、ブチっと切ったりする。

こういう迷惑な営業電話を受け続けていると、無性にイライラが募り、仕事の集中力が格段に落ちてしまう。

よくかかってくるのは、複合機だの、電話やネット回線、投資、あと、最近はなんだかよくわからないが、企業間のマッチングサービスだとか、マーケティング支援だとかも多い。

その中で近年特に多かったのが、NTT光のコラボ業者からの電話だった。

とにかくしつこい光コラボ業者からの営業電話

従来はNTTのフレッツ光を利用

インターネットは、NTTのフレッツ光を利用していた。

説明するまでもないとは思うが、フレッツ光について、簡単に説明しておきたい。

フレッツ光は、NTTが提供する光回線インターネットの商品名であり、最大で1Gbpsの高速通信が可能である。とは言っても、全国どこでも1Gbps可能かというと、エリアや建物の設備によって、対応可能なものとそうでないものがあり、私が利用していたものは、「フレッツ光ネクストマンションタイプ」というもので、通信速度は最大100Mbpsのものだった。

しかも、契約してからかなり年数も経っていたので、より高速のものが使えるのかどうか問い合わせたが、マンションの設備のせいなのか、従来の速度のものしか使えないとのことだった。

それでも、サービスそのものが特に悪いということではなかった。

光コラボが始まると、NTTの代理店を名乗る光コラボ業者からの電話が急増

NTTが光コラボを始めてから、NTT代理店を名乗る業者からの営業電話が多くなり、中には詐欺まがいの悪質な方法を使った迷惑な営業電話がひっきりなしにかかってくるようになった。

光コラボとは、2015年からNTTが光回線サービスの卸売を開始し、様々な業者が参入して、フレッツ光の利用者に営業攻勢を仕掛けたというもの。

つまり、NTTでもなければ、代理店でもないのに、NTTと名乗ったり、あるいは、会社名を名乗らずに「NTTの料金のご案内」と言って、NTTからの連絡のように装ったり、誤解させたままNTTからコラボ業者へ転用させようとするような、詐欺行為が横行していた。

NTTや消費生活センター等への消費者からの苦情がおびただしい数が寄せられていたのに、注意喚起がされた程度で、永らく放置され続け、営業電話がやむことはなかった

迷惑電話に困惑

詐欺まがいの営業に注意

しつこい営業電話といっても、適法の範囲内でのことならまだ許せるが、断じて許されないのは、違法行為とも言える詐欺まがいの営業だ。悪質な業者の主な手口には、次のようなものがある。

会社名を名乗らずに、NTTからの電話だと思わせる

コラボ業者は当然、NTTとは別の会社なのだが、会社名を名乗らずに、いきなり「NTTからのご案内です」とか、勝手に名付けた「NTT〇〇センターです。」などと切り出し、NTTから電話だとわざと誤解させるように話す。

もちろん、NTTとしては、代理店に対して、「会社名」と「氏名」を名乗り、「電話の目的」、代理店であることを伝えるよう、指導している。

これを守らない悪質な代理店か、あるいは代理店ではない業者からの電話であり、その時点で、相手にすべきではない。

コラボ光にすると、NTTを解約することになる

あたかもNTTからの電話だと誤解させることで、NTTのサービスの中の、プランの変更だと誤解させる。

コラボ光への転用は、NTTとの契約を解約し、新たなに光コラボ業者と契約することになるのだが、そのことを認識させないようにして、契約させようとする。

これが出来てしまう最大の問題は、電話で話している相手がNTTではないのに、PCやスマホでNTTの公式ページで手続きさせて、転用承諾番号を取得させてしまうと、NTTとの契約を解約することを承諾したと見なされ、その電話で転用が完了してしまうこと。

一度転用が完了してしまうと、簡単には元に戻せない。悪質な業者によっては、高額が契約解除料(違約金)を請求されることもあるらしい。

必ずしも料金は安くならない

光コラボ業者からの営業電話では、必ずと言っていいほど「料金がお安くなります」というお決まりの宣伝文句がある。

しかしそれは、あくまでも現在の料金との比較して初めて言えること。

フレッツ光は、大きく分けると「戸建て」と「集合住宅」で料金が違う。集合住宅は複数の部屋で設備を共用することができるので、戸建よりも割安な料金設定になっている。

大雑把に言えば、集合住宅の場合、光コラボに乗り換えても安くならない、かえって高くなることも多い。

ただし、単純に言い切れないのは、フレッツ光の場合は、別途プロバイダーと契約しなくてはならず、その料金と合わせた総額が月額料金となる。

一方、光コラボの場合は、回線とプロバイダーがセットになっていることと、様々な割引と組み合わされていることも多いので、安くなることもある。

必ずしも通信速度は速くならない

光コラボ業者は、もう1つの決まり文句「通信速度が速くなります」とも言う。

そもそも、光コラボはNTTのフレッツ光の回線を借りてサービスを提供しているのですから、通信速度はほとんど変わらないというのが実態で、当然と言えば当然です。

ただし、プロバイダーによって速度は若干異なります。接続方式や設備、利用者数等の違いによって、通信速度にも違いが生じることはある。

人気のプロバイダーが良いかというと、人気が出すぎて、設備の増強が追いつかず、混雑して通信速度が遅くなることも、しばしばある。

また、乗り換えて直ぐは利用者数が少ないために、通信速度が速かったものが、徐々に利用者が増えて、やがて遅くなるなんてこともある。

NTT代理店の苦情は「お客様相談センター」へ と言うが?

しつこい、さらには悪質なNTT代理店からしつこい営業電話を受けた時の対応は、どうしたらよいのか?

NTTのお客様相談センターに電話すれば、まず代理店かどうか調べてもらえる。

NTTの代理店だということが確認できたら、悪質、あるいは不適切な営業や勧誘を受けたことについて、クレームを伝えまる。NTTではそのような業者に対して、厳しく指導するとしている。

いや待てよ。光コラボ業者は沢山あり、そこからの営業電話は沢山かかってくる。それなのに、いちいち業者を特定して、NTTに指導してもらうよう、電話を入れて、改善を期待して待つ。
なんて、地道で面倒なことを繰り返すなんてことは、とてもじゃないけどやってられない。とも思った。

リモートワークが増えてネットが遅くなり、プロバイダー変更とNURO申込

しばらくして、夕方から夜にかけて、通信速度が遅くなることが気になりだした。

IPV6対応のプロバイダーを変更してみた

試しに、NTTフレッツ光はそのままで、プロバイダーを変更してみた。従来のプロバイダーはIPv6未対応だったため、IPv6対応のプロバイダーに乗り換えてみた。

しかし、実際に使ってみて、わずかに速くなったような気はするものの、その差はビミョウな感じだった。

その後、コロナ禍で緊急事態宣言が出たり、リモートワークが普及したりと、ネットが混雑することが多くなった。時間帯によって、あるいは、以前は遅くなることはなかった平日の昼間でも、速度が使用に耐えないレベルに落ち込むことがしばしば起こるようになった。

プロバイダーを乗り換えるだけでは、速度改善は見込めないということで、回線そのものの見直しを検討することにした。

NURO光に申し込んでみた

回線そのものを乗り換えるのであれば、高速のものがいい。
SONYのNURO光ならば、2Gbpsと、とにかく速いらしい。

早速、NURO光のサイトを見て、「対応エリアを確認」とあるので、自分の場所が対応しているか確認してみた。

すると、「対応している」と表示されたので、早速申し込み、宅内公示日の予約もした。

そして、その予約日に作業員がやってきて、宅内の設備を確認したところ、「このマンションでは、ご利用できません。」とのこと。

エリア的は対応しているものの、建物の設備的にアウトだというので、この先もダメだということなので、諦めるしかない。

auひかりに乗り換えるといろんな意味で快適に

プロバイダーを変更してもダメ、NUROもダメだということで、au光に変えてみることにした。

FAXはもういらない

一昔前だったら、零細事業者であっても、オフィスにFAXは必需品だった。なので、通話回線と別にFAX用の電話番号を持つ必要があった。

NTTフレッツ光は、電話1契約で、ダブルチャネルと追加番号サービスというのがオプションにあり、しかも1番号月額330円と割安なので、お得だった。

no fax

一方やauひかりの場合、2回線を契約して、ゲートウェイも2台必要となり、基本料金と機器レンタル代も2つになり余計にかかるので、ちょっと不便で割高だったので、選択肢から外れていた。

しかし、もう今の時代、FAXいらなくねぇ?ということで、通話用の1回線にすることにした。ごくたまにFAXが必要ならば、1つの回線を切り替えて使えば済む話。

auひかりへの乗換手順

手続き方法も確認しながら進め、あらかじめNTTにも伝えた方がいいのかと思ったが、au光から「NTTに先に解約すると言わないで下さい。工事が完了して無事に開通してから、NTTに解約手続きして下さい。」と念を押すように言われた。
ちょっと違和感も覚えたが、無事に工事は終わり、すぐに正常に使えるようになった。

STEP
現在の契約内容を確認する

現在契約中のNTTのフレッツ光の契約内容をよく確認する

初期工事費の分割払いや、「にねん割」の中途解約などにより、工事費一括払いや中途解約金の有無等を確認する

基本サービス内容やオプションなどを比較して、乗換による不便は生じないかを確認する

STEP
auひかりの申し込み窓口とサービス・オプション等を選択する

申し込み窓口は、auひかりの公式HPで申し込んでもいいが、それ以外に、多くの代理店やプロバイダーからも申し込むことができる。

代理店やプロバイダーではそれぞれ、キャッシュバックキャンペーンや値引きなどをしていて、公式窓口から申し込むよりも、お得な場合が多い

実に多くの代理店があり、選択するプロバイダやオプション、値引き対象など、条件によって一概に言えない

期間限定のキャンペーンも頻繁に行われている。

一方で、高額なキャッシュバック等で集客し、不要なオプションや高額な違約金等を請求する悪質な業者もいるらしいので、要注意

私の場合は、法人契約なので対象外だが、個人ならばauスマホとのセット割り「auスマートバリューが適用される。

STEP
auひかりに申し込む

代理店やプロバイダーのサイトから、auひかりの申し込みを行う

本人確認書類や支払い方法の情報(クレジットカードや銀行口座)が必要

続けて、工事日を予約する(工事は立ち会いが必要で、土日祝日の工事は、原則別途費用がかかることに注意)

STEP
auひかりの開通工事を行う

工事日を予約すると、「ご利用開始の案内」という書類と宅内機器(ホームゲートウエイ等)が届く

工事業者が訪問して宅内工事を行う。所要時間は2時間程度で立ち会いが必要。

光ケーブルを宅内に引き込む必要があり、エアコンのダクトや電話線の配管等、原則として既存のものを利用するが、適当なものがない場合、新たな穴を空ける場合もある

STEP
auひかりの開通、必要な設定をする

開通工事が終わったら、ONUとホームゲートウエイ、電話機、PC、ルーター、ハブ等、各種利用機器を接続し、正常に使えるか確認する

従来フレッツ光を使用していたのなら、入口の部分が代わるだけで、通常は初期設定を大きく変更する必要はない

STEP
フレッツ光を解約をする(NTT東日本・西日本)

auひかりが開通した後で、NTTに電話をして、フレッツ光を解約する。

フレッツ光の解約については、NTT東日本と西日本共通の電話番号で「0120-116-116」まで。

開通のよりも先に解約してしまうと、電話やインターネットが一時的に使えなくなる可能性があるので、順番を間違えないように。

STEP
フレッツ光のプロバイダを解約する

フレッツ光は、回線契約とプロバイダを別々に契約する仕組みのため、フレッツ光で利用していたプロバイダにも別途連絡して、解約する必要がある

NTTに連絡して解約しただけでは、プロバイダの解約とはならないことに注意

STEP
フレッツ光からレンタルしていた機器を返却する

フレッツ光のために、NTTからレンタルしていた機器を返却する

NTTにフレッツ光の解約を申し込むと、機器を返却するための梱包キットが送られてくるので、それに入れて返送する

併せて、プロバイダーからレンタルしている機器がないかについても確認し、あれば返却する

auひかりに乗り換えた結果、光コラボ業者からの営業電話がピタリとやむ

実際auひかりを使ってみると、夕方や夜でもかなり快適な速度が出ている。でもこれはあくまでも混雑具合によるもので、同じエリア内でNTTを使っている人が多い、NTTの方が人気がある一方で、auひかりはそれほど混雑していないというということに過ぎない。それでも、快適に使えるに越したことは無い。

なによりも快適なのが、光コラボ業者からの営業電話がピタリと止んだ。当然と言えば当然なのだが、コラボ業者はフレッツ光の利用客の名簿を見て電話している。

乗り換え以降1回だけ、コラボ業者から電話がかかってきて、「いつもNTTフレッツ光をご利用いただきありがとうございます」などと言うので、「いいえ使ってません。うちはauひかりです。」と言うと、「失礼しました。」と言ってブチっと切った。それ以降全くかかってこなくなり、快適な日々を過ごしている。

料金も、ほんの少し安くなった。ただこれは誤差の範囲だが、少しでも安くなったのは良いこと。それよりも合計5万円のキャッシュバックを受けることができた。

ただ一つ面倒だったのが、フレッツ光でも使っていた転送サービスを利用しようとしたら、特殊詐欺に使われないようにするためなのか、あらためて印鑑証明を添付して書面の提出が求められた。特殊詐欺を防ぐことは大事だが、これでその対策になっているのは疑問が残る。

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