令和元年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果/国土交通省

(2) 貸出残高

平成30 年度末時点の貸出残高は182兆2,100億円で、前年度から28兆1,758 億円、18.3%増加した。貸出件数は9,492千件で、前年度から675千件、7.7%増加した(各年集計)。なお、経年集計では、平成30 年度末の貸出残高は対前年度比7.3%増となっている。

図 2 貸出残高の推移(各年集計)
図 2 貸出残高の推移(各年集計)

(3) 業態別実績

新規貸出額についての業態別割合について、件数では地銀が31.0%(前年度31.1%)、金額では都銀・信託銀行他が31.6%(同32.1%)を占めて最も多い。

農協は新規貸出件数で6.6%(同4.1%)、金額で5.9%(同3.5%)を占めており、貸出残高でも件数で5.6%(同3.7%)、金額で4.4%(同2.9%)と、前年度に比べて大きく増加した。
農協では近年、賃貸住宅向けの新規融資に慎重になる一方で、個人向け住宅ローンが伸長していることから、貸出残高金額と比べて新規貸出金額でのウェイトが大きくなっている。

表 1 業態別新規貸出及び貸出残高(平成30年度末)